新マンション建替え法
耐震化対策の方法
耐震化対策の方法
老朽化したマンションの耐震化対策を検討する場合、いくつかの対応手段が考えられます。
- ① 建物は建替えず、耐震工事で済ませる方法。
- ② 区分所有者が建替えを行う方法。
- ③ デベロッパー等の第三者にマンションと敷地を売却し、買受人が新たにマンションを建設する方法。
マン建法は、マンションの建替事業と敷地売却事業を柱に規定しており、これらは、それぞれ、上記②と③の方法に対応しています。
なお、②の区分所有者による建替えは、マン建法による以外に、区分所有法による方法や、全員の同意による任意建替えの方法があり、③のマンションと敷地の売却は、マン建法による以外に、全員の同意による任意売却の方法があります。
したがって、実際にマンションを建替える場合や、マンションと敷地を第三者に売却する場合にはもちろんのこと、耐震化対策としてどの手段を採るか検討する時点においても、マン建法による手続を知っておく必要があります。